みなさんこんにちは。日産スタジアムも新年度を迎えて1ヶ月が経ちました。(2005年5月現在)昨年度からスタジアムは『環境にやさしい』をテーマに、さまざまな活動をしてきました。 その中でも、ごみに関しては「横浜G30プラン」に賛同し、「スタジアムG30行動プラン」を展開してきました。今回は、平成16年度におけるごみ減量の結果について報告させていただきます。 1.スタジアムごみ排出量について 平成16年度における、スタジアムの項目別のごみ排出量を以下にご紹介します。 平成15年度のごみ排出量の総量は、798トンでしたが、平成16年度のごみ排出量の総量は、547トンまで削減することができました。(3割以上のごみ削減) こうしてみると、圧倒的に芝生の張替え分のごみが削減されたのが分かります。張り替えた芝には土砂がたくさん付いており、今まではその土砂と一緒に芝を廃棄していましたが、16年度は芝と土砂を分離する「ふるい機」を導入し、純粋に不要な芝のみを廃棄することが可能となりました。この結果、廃棄量が大幅に減少したのです。なお、残った土砂は公園内の植栽に利用されます。 また、ペットボトル、ビンカン、段ボールといったリサイクル品目の排出量が増加したという点も注目されます。これは、分別・リサイクル化が進んでいる結果であると言えます。一般ごみについては、やや増量しましたが、年間のイベント日数や規模によってごみ排出量は大きく左右されますので、今後はイベントにおけるごみの削減にもさらに力を入れていきたいと思います。 2.Jリーグにおけるごみ削減 グラフから、リサイクル率及びリユースカップ使用量の増加に伴い、観客1人あたりのごみ排出量が低下しているのが分かると思います。 観客の皆さんが排出したごみにおけるリサイクル率ですが、平成15年度が5%なのに対して、平成16年度は21%まで上昇しました。 このように、平成16年度のスタジアムごみ排出量は『張替え芝の土砂分離』『観客に対する分別・リサイクル呼びかけ』『リユースカップ導入』という3本柱で、大幅な削減を達成することができました。これは、ひとえに皆さんのご協力あっての結果です。 これからスタジアムに遊びに来られる皆さんも是非ごみに関心を持って、ますますごみ減量に力を貸してください。 |