来る9月30日(日)は、ここ日産スタジアムで、陸上ファン待望の「セイコースーパー陸上競技大会2007」が開催されます。
そこで、私どもNSAA(日産スタジアム・アスレティクスアカデミー)スタッフが、世界最高峰に君臨する、“スーパーアスリート”たちのパフォーマンスを思う存分観戦できるよう、その見どころについてご紹介します。
なんといっても、今回の注目は、男子100mのタイソン・ゲイ(米国)選手。8月に行われた世界陸上大阪大会の100m、200m、4×100mリレーの短距離3種目金メダリストです。
しかしながら、世界陸上直後の9月9日に、ゲイのライバルであるアサファ・パウエル(ジャマイカ)選手が自己の記録を、0.03秒更新して世界新記録を樹立しました。好調を維持するライバルの活躍に対し、金メダリストの意地もあり中途半端な走りはできないでしょう。
そのライバル・アサファが急遽、200mに出場が決定!宿敵のライバルが見守るなか、タイソン・ゲイ選手は、我こそが世界一といわんばかりに、天候・風の条件によっては世界新を狙ってくるでしょう。
日本人同士の対決も楽しみです。日本中に感動の渦を巻き起こした、世界陸上準決勝進出者の35歳・ベテラン朝原宣治選手。対抗するのが、世界陸上に続き、9月16日にも自己ベストをたたきだした新鋭・塚原直貴選手。6月の日本選手権では、塚原選手に軍配があがりました。塚原選手は、NSAA代表・高野進先生の愛弟子として、NSAAのイベントにも何度か顔を出してくれています。我らNSAAスタッフとしては、塚原選手のさらなる躍進を願いたいところ。
さらに、某ティーチングスタッフは、100mの見どころとして、外国人選手と日本人選手の対決をあげています。「日本人選手のスタート時のリアクションタイムは外国人選手より良いでしょう。外国人選手は前半出遅れた分、後半どのように伸びて遅れを取り戻すか。さらに日本人は、外国人選手の追い込みをどこまでかわし、粘れるかがポイント。」
男子100m以外にも、注目したい種目が目白押し。男子400mハードル、走高跳、棒高跳、ハンマー投には世界陸上の金メダリストがずらりと勢ぞろい。中でもハンマー投げは金・銀・銅メダリストが全員出場という豪華な顔ぶれ。先日、アサファ・パウエルが世界新を樹立したイタリアでの試合で、王者イワン・ティホンを破り見事優勝した室伏広治選手の投てきにも大注目です。
陸上競技の醍醐味は、眼前で繰り広げられる競技を生で見て、その臨場感を楽しむこと。
緊張感・達成感・高揚感・悲壮感。いろんな感動が詰まったスタジアムの空気を肌で感じるため、30日は日産スタジアムに足を運んでみませんか?華麗な競技風景を見て、実際に走ったり、跳んだりしてみたくなったら、NSAAにご相談ください。NSAAでは「速く」走れるように、そして「高く」、「遠く」跳べるようになるためのアカデミーを開催しています。世界から集結したスーパーヒーロー・ヒロインたちが走ったスタジアムで練習ができますよ。
講師は、高野進が率いるアスレティクス・アカデミーのメンバーです。ご質問があれば、いつでもお気軽に、NSAA事務局(Tel 045-471-8460)までお問い合わせ下さい。