★ 写真 麦畑です(手前が小麦で奥が大麦)
撮影日時: 平成19年度11月22日
場 所: 新横浜公園北側園地、多目的グランド池側
北側園地に麦を蒔きました。大麦と小麦で面積は広くはありませんが、もう緑の芽が出ています。芽立ちが不ぞろいなのは蒔き方が下手だけではなく。蒔いた種をカラスが食べてしまったからで「♪権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」を地でいったものです。この話分かりますかね?昔は人と鳥の関係ももっと親密だったということでしょうか。ちなみに大麦より小麦のほうがカラスの好みに合うようです。
麦は食料となる穀物の代表的なもので、ここ小机、新羽地区でも以前は水田裏作によく栽培されたものです。冬の寒さに耐え、春に実りの恵みを与えてくれるその生活史が人の心を捉えるのか、宗教訓話や人生訓などでよく喩えに出される植物です。農作業の「麦踏」などは冬に育つ植物ならではです。そんな風景も見なくなって久しくなりますが、そう言えば霜柱もしばらく見ていませんね。麦踏は霜柱により麦の根が浮くのを防止するための作業です。
★ 写真 菜の花を植えました。
撮影日時: 平成19年11月22日
場 所: 新横浜公園北側園地、多目的グランド池側
北側園地に菜の花を植えました。秋のコスモスの後を継いで、来年の春には黄色の花を咲かせてくれるでしょう。北側園地のランニングコースの彩にもなります。
菜の花はご存知のように、菜種油の原料です。今では調理用の食用油でお馴染みですが、昔(電気が普及する前)は灯明の燃料としても大切なものでした。今では国産の菜種油も少なくなり「一面の菜の花畑」を見ることも少なくなりましたが、東海林太郎の「野崎小唄」の歌詞ではないが「♪野崎参りは屋形船でまいろ どこを向いても菜の花ざかり?」そんな景色を見てみたいと思います。
菜の花は春咲く花ですが、北側園地にはハナナ(花菜)も蒔いてあります。ハナナはまだ寒いときから咲き始め、蕾を食べることが出来るので人気があります。もっともアブラナとは違う品種で「チリメンハクサイ」の改良種とのことです。栽培の歴史は浅く、三重県桑名市長島農協が昭和40年代に大量に栽培を始め、それ以降長島町はハナナ(ナバナとも言います)発祥の地と呼ばれているそうです。