★ 写真 タコノアシです。
撮影日時:平成19年度11月28日
場 所:新横浜公園北側園地、ヘイケボタルの保護区内
「タコノアシ」といわれても何のことか分からない。普通はそうですよね。でもこの植物は環境省のレッドデータブックの絶滅危惧種?類に分類されている貴重な植物なのです。
?類とは将来絶滅が危惧される種のことで、今から保護が必要とされる植物です。
タコノアシは多年草で、繁殖力もそんなに弱くはないのですが、他の植物との競合に弱く、大雨などで競争相手が押し流されるような土地でないとうまく育たないそうです。
新横浜公園は遊水地でもあるので、適度に冠水もありタコノアシには暮らしやすいのかもしれません。蛸だから水に強いというわけではなさそうです。でも、その名の由来も蛸に関係があり、花の付き方が蛸の吸盤の付いた足に似ているからだそうですが、秋になると紅葉し「ゆでだこ」のように赤くなるからというのはちょっと出来すぎではと思います。
休耕田などでは時々見ることはありますが、どこから来たのでしょう。糸の切れた凧ではなく、末永く新横浜公園に根付いてほしいと思います。
今のところでは、新横浜公園内で一番珍しい植物ではないでしょうか。