★ 写真 寒い中のタンポポです
撮影日時: 平成19年度12月26日
場 所: 新横浜公園北側園地、多目的グランド水路側
北側園地に冷たい風が吹いています。風は草の生気を吸い取りカサカサと音を立てて吹きすぎます。北風に波打つ葦原は松尾芭蕉の「旅に病で夢は枯野を駆け廻る」ではありませんが、これから来る寒く、厳しい季節を予感させる風景です。でも、枯れた景色の中に花を咲かすものもいます。タンポポです。風に負けまいとして背を屈め、太陽の陽射しをいっぱい受けるために葉を目いっぱい広げ、地面にへばりついて冬をやり過ごそうとしています。セイヨウタンポポです。在来種のカントウタンポポに比べ、乾燥に強く繁殖力も旺盛ですが、外来種と言うことで、なんとなく疎んじられる存在です。原産地はヨーロッパで、英名は「DANDELION」。葉のギザギザがライオンの歯に似ているとのことですが、タンポポのイメージがライオンにどうも結びつきません。
そう言えば、東京に「ダンデイライオンズ」と言うラグビーチームがあったように記憶していますが、そのチームのエンブレムは確かにタンポポの花だったように思います。
イギリスのラグビー代表チーム名は「ブリテッシュライオンズ」それを模して付けたとのことですが、同じライオンでもずいぶん違います。
でも、草の上でやるラグビーと草原に咲くタンポポ、意外に近いのかもしれません。
北側園地の流れ。薄く氷が張っているのが分かるでしょうか。手前の白いのが霜です。
霜柱です。
★写真 流れに薄氷がはりました
撮影日時:平成19年12月21日
場 所:北側園地、多目的運動広場南側水路
地球温暖化とは言え季節は冬、遠くに見える富士の山も真っ白です。
新横浜公園を吹く風も冷たく、公園の木々もあらかた葉を落とし、空が広くなりました。
北側園地は遮るものもないので、特に冷たく感じます。北側園地の水路には今年2度目の氷が張りました。薄くて柔らかい、脆い?ので指で押すと簡単に割れる、と言うよりへこむ感じです。黒土の上には霜柱が立っていますが、力なくすぐ崩れてしまいました。
冬はまだ始まったばかりで、氷が薄いのは温暖化のせいばかりではないと思いますがこの程度の寒さでも水の中の生物の動きを止めるには十分で、水の中に生き物の気配はありません。来年の春までひと眠りといったところでしょうか。では、良いお年を。