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新横浜公園生き物観察日記(21)
2008/05/21
 
ベニバナトチノキが赤い花を咲かせています

★ 写真  ベニバナトチノキ(トチノキ科)が赤い花を咲かせています。
撮影日時: 平成20年度5月8日
場  所: 新横浜公園東ゲート緑地

 トチノキは大きくなる木です。この時期天狗の団扇(うちわ)のような大きな葉と白い花を咲かせます。でも、今、日産スタジアムで咲いているトチノキは赤い花を咲かせています。この種はベニバナトチノキといって、マロニエ(セイヨウトチノキ)と米国産のアカバナトチノキの交配種です。赤い花の珍しさからか街路樹や公園樹として多く使われています。
 トチノキと言うより「マロニエ」と言った方が馴染みがあるでしょうか。マロニエと言えばフランスのパリ。パリの初夏と言えば自転車競技の「ツール・ド・フランス」。今から十何年前のことでしょうか、NHKのサンデースポーツの番組だったと思いますがツール・ド・フランスを放映していて、その映像に度肝を抜かれたことがあります。自転車競技といえば競輪しか知らなくて、ロードの競技なんか初めてですから、200名、もっとかな?もの選手が一団となってパリ市外を走り抜ける。その迫力に圧倒されたことが思い出されます。空撮の映像では街路樹の枝越しにカラフルなユニホームの一団が見え、その街路樹に白い花が咲いているのを見たような記憶があります。あれはマロニエの花だったのでしょうか。昔のことで定かではありませんが。
 ベニバナトチノキは普及して間がないのでそれほど大きな木を見ることはありません。
 事実、新横浜公園の木もまだ小さく目立ちませんが5年、10年経てば見上げるような姿を見せてくれるでしょう。楽しみです。

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