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新横浜公園生き物観察日記(24)
2008/06/02
 
スタジアムの庇を飛ぶチョウゲンボウです。

★ 写真  スタジアムの庇を飛ぶチョウゲンボウです。
撮影日時: 平成20年度5月15日
場  所: 新横浜公園、スタジアム北西側

日産スタジアムではチョウゲンボウは珍しい鳥ではありませんが、スタジアムを背景に飛ぶチョウゲンボウの勇姿はなかなかのものです。新横浜公園を横断する道路・新横浜元石川線の高架下や北側園地で良く見かける鳥です。
ハトほどの大きさですが、れっきとした猛禽類、タカ目ハヤブサ科で小型のはやぶさに分類されるそうです。
生息範囲もユーラシア、アフリカ大陸ですからスケールは大きい。日本では地域によって冬鳥と留鳥に分かれるそうです。スタジアムにいるのは留鳥と言うことでしょうか。
ホバリングが得意で上空から小型のネズミやカエル、バッタなどを狩ります。食物連鎖の頂点にいます。でもその割には食べ物は質素です。カエル、バッタを餌にするとは、ちょっと情けない。お腹がすけばうまいまずいは言っていられない。その気持ちは分かりますが。
普通、野鳥は居を構えません。巣を作るのは子育てのときだけです。と言うことは、スタジアムの北西の角、コンクリートの梁の隙間に出入りしているチョウゲンボウは子育てをしていると言うことでしょうか。場所柄、確認できないのが残念ですが、もし、子育てをしているのなら早く若鳥の姿を見てみたいものです。

猛禽類の営巣しているスタジアムなんて、カッコいいと思います。

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