クリンソウ 植栽地
★ 写真 クリンソウが蕾をつけました。
撮影日時: 平成20年度7月4日
場 所: 新横浜公園日産スタジアム西側堤防の下
うれしい知らせです。ただ、人に知らせるには早過ぎるとの話はありますが。日産スタジアムでクリンソウが育っています。そして、そのひとつが蕾をつけました。
クリンソウはご存知のようにサクラソウ科の多年草で、学名も「Purimula japonica」。ジャポニカの名を持っていますから日本の固有種です。日本で自生するサクラソウでは大型の方になります。でも、横浜に自生していたとの記録はありません。
では、どこから来たのかと言いますと、群馬県利根郡昭和村から来ました。昭和村には横浜市の野外活動センター、正式には横浜市青少年自然の家赤城林間学園があり、その縁で昭和村教育委員会の教育長角田さんからいただいたものです。
どちらかと言うと冷たい気候を好むと聞いていたので、うまく育つか心配していましたが、角田教育長の適切なアドバイスにより、ここまでは順調?に育っています。ただ、横浜の夏の暑さを乗り越えられるか、これからが勝負です。
角田さんは昭和村の教育長さんですが、尾瀬「♪夏がくれば思い出す?」のあの尾瀬です、の保護活動にも造詣が深く、写真の腕前もたいしたものです。横浜市体育協会のホームページ「ハマスポどっとコム」の「山小屋主人のひとり言」にも寄稿されています。そこに掲載されている写真は角田さんが撮られたものです。横浜では見られない植物や風景を見ることが出来ます。一度のぞいて見てはいかがでしょうか。
そのうちに昭和村に負けないクリンソウ畑を作ってみたいと思います。
無理だとは思いますが。
前回の新横浜生き物観察日記(32)はこちらをご覧下さい