★ 写真 カワラナデシコです。
撮影日時: 平成20年度7月17日
場 所: 新横浜公園北側園地
北側園地でカワラナデシコ(ナデシコ科・多年草)が咲いています。このカワラナデシコは去年からここに一株あったものです。大きくなりました。誰に聞いても植えた記憶がないとのことなのでどこから来たのか不思議です。工事の時にどこからか紛れ込んだのか、ずーと前から鶴見川流域にあったものがここを安住の地と定めてくれたのか、後者なら何も言うことはありませんが。
カワラナデシコは御存知のように「秋の七草」のひとつです。その名のとおり河原などの氾濫原や日当たりの良い草地を好む花で、草原も遷移が進み日陰が多くなると絶えてしまいます。別名ヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼ばれ、この名は日本女性の総称でもあります。同じ科でもセキチクは中国産、カーネーションは諸説ありますがヨーロッパ産(地中海沿岸)です。なんとなく納得できます。
カワラナデシコが風にそよぐ姿はなよなよとして頼り無さげに見えますが、日当たりが良いところを好むだけあって茎も葉もしっかりしています。園芸店で山野草の棚にある姿とは違い、ワイルドな感じで、足腰がっちりしています。
そう言えば、日本代表の女子サッカーチームの愛称も撫子で「ナデシコ・ジャパン」と言われます。もうじき「北京オリンピック」の季節ですね。がんばれ 日本!!
前回の新横浜公園生き物観察日記(34)はこちらをご覧下さい