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芝生観察日記(10)
2008/08/13
 

みなさん、こんにちは。
「芝生観察日記」の第十話です。
7月7日、七夕の日に植えた夏芝の苗(ティフトン419)が約3週間経過してフィールド上に顔を出し始めました。
 下の(写真1)は、連日の猛暑で赤く枯れた冬芝の中にポツポツと夏芝の株が残っています。そして、中央に補植の溝があり、その溝沿いに植えた苗から芽を出した夏芝が筋状に顔を出しています。その状況を少し離れた場所から見たのが右側の(写真2) です。うっすらと淡い緑色の帯が筋状になっているのが解りますか?

photo1    写真2 
         (写真1)                            (写真2)

 現状はまだ根付いたばかりの赤ちゃんのような状態ですが、このまま猛暑が続けば8月末には赤く枯れた冬芝の部分を夏芝が埋め尽くしてしまうでしょう。そうなれば今年の切り替えもほぼ完了です。
 後は9月末から10月上旬に実施する予定の冬芝播種までに越冬用の貯蔵養分をしっかり蓄えさせることが、また来年良い夏芝を作るための大切な準備作業となります。
 完全に夏芝のフィールドが出来上がった頃に、また補植した夏芝の続報をご報告しますのでお楽しみに。

前回の芝生観察日記(9)はこちらをご覧下さい