★ 写真 入道雲(積乱雲)です。
撮影日時: 平成20年度8月27日
場 所: 新横浜公園北側園地、野球場外野から
入道雲が出ています。スタジアムに覆いかぶさって来そうな雲です。入道雲と言えば子供心をときめかす夏休みの雲です。夏休みも終わりの頃に出てきました。積乱雲とも言われ雷や夕立をもたらす雲でもあります。最近の夕立は狭い範囲に短時間で多量の雨を降らす集中豪雨型で「ゲリラ豪雨」の別称で呼ばれていますから穏やかではありません。「本降りに なって出て行く 雨宿り」この川柳、誰の作か忘れましたが、そのようなのどかな雨ではありません。
でも、夕立や豪雨は今に始まったことではなく、昔の人も豪雨には畏怖の念をいだいており俵屋宗達の「風神雷神図」などはその良い例ではないでしょうか。でも、風神雷神図に描かれている神様は怖そうですが、チョッとユーモラスな印象も与えます。♪カミナリゴロちゃんドンドコドン? そんな歌ありませんでしたっけ。神様だといっても怖いだけでは人気が出ないのは、今も昔も変わりません。それに、大風、雷は恐れられていますが大雨についてはそれほどの恐れはないようです。害より益の多い大地を潤す恵みの雨です。
確かに、夕立の後の、埃を洗い流し、さっぱりした空気と風鈴を鳴らす涼風は暑さに弱った体には有難いものです。エアコンの効いた部屋にいるとそんなことは忘れてしまいますが、人間のおこないが神様の怒りに触れないように。くわばら くわばら。
前回の新横浜公園生き物観察日記(42)はこちらをご覧ください。