★ 写真 タコノアシです。
撮影日時: 平成20年度10月1日
場 所: 北側園地野球場外野側水路
タコノアシ(ユキノシタ科)の冬の姿は以前お知らせしましたが、今、北側園地の水路沿いにタコノアシが生えています。冬の姿とは少し違います。いや、似ているでしょうか。
環境省のレッドデータリストには絶滅危惧種?類に入っていますが、神奈川県の生物調査報告書「神奈川県レッドデータ生物調査報告書2006」には入っていません。神奈川県内においては絶滅の危機を脱したと言うことでしょうか。確かに、環境さえ整えてやれば生育はそんなに難しくないようです。難しいことをするわけではありません、アシや背の高い草本を刈り取る程度のことで十分です。
新横浜公園北側園地の水路では上流から下流に向かって生息範囲をひろげています。陸の草に押し出されるように水際に生息している姿は「とく俵」に足がかかった相撲取りのごとく押し出されないように必死に足(根)を踏ん張っているように見えます。植物や動物の行動をあまり擬人化してみることは良くないとは思いますが。チョッと力が入ります。
絶滅危惧種と言われると大変なことのように思いますが、少し前なら普通にあったものが気が付けば身近にないことのおかしさ、また、少し気をつければ回復させることができる。そんなことを教えてくれるタコノアシです。