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新横浜公園生き物観察日記(51)
2008/11/07
 
セイタカアワダチソウの花です

★ 写真  セイタカアワダチソウの花です。
撮影日時: 平成20年度10月27日
場  所: 北側園地減勢池側植栽地

秋です。空が高くなりました。セイタカアワダチソウの花が盛りです。北アメリカ原産の帰化植物で、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。名前のとおり背高のはずですが北側園地のセイタカアワダチソウの背は高くありません。梅雨あけ頃に刈るとこんな姿になります。

昔、今から40年前頃、埋立地や造成跡地に繁茂し、その勢いは在来のススキやオギを駆逐し、そのうちススキ、オギは日本の草原から姿を消してしまうのではと心配されたこともありましたが、その点は良く出来たもので、確かに最初の5?6年はセイタカアワダチソウが卓越しますが、その後はススキの方が勢いを取り戻し、結局ススキ原に戻ったとの話を聞いたことがあります。

セイタカアワダチソウが恐れられたもう一つの理由が、根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すというものですが、この化学物質は周囲の植物を弱らせるだけでなく、自分の成長も抑制する作用がありそれほどのことはなかったそうです。もう一つ、花粉が喘息等の気管支系の病気を引き起こすというものですが、これも冤罪でセイタカアワダチソウの花は「虫媒花」で空気中に花粉を撒き散らすことはないとのことです。虫の助けを借りないと花粉が運べないほど重いと言うことでしょうか。

そう言われて花をよく見ると、ミツバチやハナアブが全身を花粉だらけにしながら蜜集めに忙しそうです。


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