★ 写真 ライギョ(雷魚)です
撮影日時: 平成20年度11月6日
場 所: 北側園地減勢池
ライギョ(雷魚)です。カムルーチと言ったほうが分かりがいいでしょうか。スズキ目タイワンドジョウ科に属しています。細長い体と蛇に似た頭部の柄から英名:スネークヘッドとも呼ばれます。背中の柄が怖そうです。
外来種ですが、人為的に導入された古参の外来種です。1923年頃朝鮮半島から日本の奈良県に持ち込まれたそうです。今から85年ほど前のことになります。85の数字が古いのか新しいのか良く分かりませんが、外来生物法の特定生物にはなっていません。ひとまずは安心です。
新横浜公園北側園地の減勢池の浅瀬に身を潜めていました。草むらや川底の模様と一体化し、よく見ないと分かりませんが30cm以上ありました。大きくなると90cmにもなるそうですから。さすが、大陸生まれです。でも、何故こんなところに身を潜める必要があったのでしょうか。その理由は渇水にあります。夏の増水期に迷い込んで、帰れなくなっただけです。水深も10cmもないような水溜りで、ひっそりと雨の降るのを待っていたのでしょうか。小さな水溜りで、故郷の大河に思いをはせていたのかもしれません。言い忘れましたが、カムルーチは朝鮮語の呼称です。
前回の新横浜公園生き物観察日記(54)はこちらをご覧ください