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新横浜公園生き物観察日記(71)
2009/03/28
 
桜(ソメイヨシノ)です

★ 写真  桜(ソメイヨシノ)です。
撮影日時: 平成21年3月23日
場  所: スタジアム東ゲート橋労災病院側緑地

桜の季節になりました。新横浜公園のサクラにも一輪花が付きました。多くはありませんが新横浜公園にも桜(ソメイヨシノ)はあります。花の時期には絶賛されますが、毛虫や日陰になるとの理由で植栽本数は少ないのです。今はカワズザクラ(河津桜)カンヒザクラ(寒緋桜)のような早咲きの桜がもてはやされ、桜の時期も長くなりましたが、お花見ならソメイヨシノが一番です。花冷えするブルーシートのうえで車座になり、紙コップで日本酒を飲む。これが、少し前の職場での恒例行事で風物詩でもありました。

桜は日本の国花でもあり、古来多くの文人に愛された花でもあります。なかでも西行の「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」は有名で、西行の最期はこの歌のようだったと言われています。次は在原業平(古今和歌集)の「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」もう一つ「敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花」本居宣長。ところが、この三つの歌に詠われた桜は残念ながらソメイヨシノではありません。ソメイヨシノは江戸時代に出来た新しい桜です。私達はサクラと言えばソメイヨシノと思っていますがサクラの歴史は長いのです。


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