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新横浜公園生き物観察日記78
2009/04/29
 

マツバウンラン


★ 写真  マツバウンラン(ゴマノハグサ科ウンラン属)帰化植物です
撮影日時: 平成21年4月20日
場  所: 北側園地多目的運動広場横の水路きわ

 ランの名が付いていますが、ラン(蘭)ではありません。
ウンランと言うゴマノハグサ科の名をもらっていますがそれとも違います。
 マツバウンランは北米を原産地とする帰化植物です。横浜港の埠頭にも沢山生えています。
 倉庫を取り壊した跡や道路の分離帯に咲いています。
 薄紫の繊細な姿に似合わず、荒地にもしっかりと根を張ります。
 さすが外来種です。少し荒れた芝地が好きなようです。
 ネジバナに似ています。
  写真のマツバウンランはクローバーに足元を覆われて見えませんが、葉はその名のとおり
細い松葉のような形をしています。
 花は金魚草の花を小さくしたようです。
  金魚草と言えば、最近、リナリア(姫金魚草)と言うマツバウンランによく似た花が園芸店
で売られています。
 原産地は南ヨーロッパで、こちらは1年草と宿根草があります。園芸種だけあって花色、花数も豊富です
 少し前の話になりますが、JR桜木町駅前にお花畑がありました。
 外来と言うか園芸種の花で建築予定地が華やかに彩られていました。
 オリエンタルポピーや花菱草の中にリナリアの花も咲いていたような記憶があります。
 でも、マツバウンランの近縁種とは思いませんでした。