★ 写真 マメコガネ(豆黄金)です。
撮影日時: 平成21年7月23日
場 所: 北側園地保護区のフェンス上
マメコガネ、コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科の甲虫です。
学名Popillia japonicaです。学名にジャポニカの名が付くくらい
ですから、日本の在来種です。体長8?13mmくらいの小さな黄金虫です。
ヤブガラシの花の上で円卓会議と言うより宴会です。
小さな体ですが食欲も旺盛なのでしょう、日本ではそれほどではありま
せんが、北米では「ジャパニーズビートル」と呼ばれ嫌われているとのことです。
桜に付く毛虫で「アメリカシロヒトリ」と言うのがいますが、その逆ですね。
そう言われれば「アメリカザリガニ」と言うのもいました。
アメリカ、ニュージャージー州で見つかったのが1916年。
アメリカで検疫が始まったのが1912年ですからアメリカに検疫制度が
出来る前に渡ったと言う事です。
マメコガネが渡米してまもなく100年ですが、一度入ってしまうと駆除は
困難との移入種の好例です。まして、マメコガネは作物を荒らす害虫ですから
アメリカ側とすれば歯噛みする思いでしょう。
太平洋戦争時には反日のプロバガンダにも使われたとのことですから
、かなり嫌われています。
これからも好かれる事はないのでしょう。でも、悪いのはマメコガネではありません。
持ち込んだのは人間ですから。