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新横浜公園生き物観察日記88
2009/08/16
 

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★写真 フタモンアシナガバチと巣です。

撮影日時: 平成21年8月8日
場 所: 北側園地未整備区域内

フタモンアシナガバチ(脚あし長蜂ながはち)の巣です。私達に馴染みのアシナガバチは家の軒下
に巣を作るキアシナガバチかもしれませんが、これは、フタモンアシナガバチです。
どちらも私達の身近にいる蜂です。
アシナガバチは膜翅目まくしもくスズメバチ科アシナガバチ族のハチの総称で、日本には3属11種が生息しています。フタモンアシナガバチは小型のアシナガバチで、草むらや石垣の隙間に巣を作ります。

大人しいハチで巣を叩いたり、踏んだりしないかぎり人を攻撃したりはしませんが、蜂はスズメバチの印象が強いのか蛇と並んで怖がられ、危険予防の名目ですぐに排除されてしまいます。
毛虫などを食べてくれて見えないところで人間の役に立っているのですが、残念です。
アシナガバチはその名のとおり、手足が長く腰の締まったスリムな体型をしていますが、飛行はうまくありません。青虫や毛虫を食餌とするため飛行のスピードを必要としないためとも言われています、そう言われれば、獲物を探して草むらや木々の葉裏を飛ぶ姿は捜索活動をしている山岳救助のヘリコプターにそっくりです。
アシナガバチは夏に活躍するハチですが、その季節も残り少なくなりました。