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新横浜公園生き物観察日記94
2009/09/23
 


★写真  クワモドキです。オオブタクサと言った方が分かるでしょうか

撮影日時: 平成21年9月14日
場  所: 北側園地植栽地

 気温も下がり、北側園地の空も高く、吹く風も心地よい季節になりました。その空に背 を高く伸ばしている草があります。クワモドキです。キク科ブタクサ属の一年草でオオブ タクサの別名を持っています。

 ブタクサと言えば皆さんよくご存知の花粉症を起こす風媒花の植物です。春のスギ花粉 と並んで嫌われています。北米原産の帰化植物で日本に入ってきたのは戦前と言われてい ますから意外と旧いのです。でも、花粉症が皆の話題になったのは今から20年くらい前 ではなかったでしょうか。ブタクサは背丈1mから1.5mくらいのヨモギに似た植物で 一時は空地や耕作放棄地に繁茂していましたが、今はあまり見かけなくなりました。その 代わり勢力を広げてきたのがクワモドキ(別名オオブタクサ)です。こちらは、戦後に入 ってきたそうですが、背丈は3mにもなる大型の植物です。葉の形が桑の葉に似ているの が名の由来です。ブタクサが減りオオブタクサが増える、外来種にも栄枯盛衰? 流行り 廃りがあるのでしょうか。背が高いだけ遠くまで花粉を飛ばすことが出来るので繁殖には 有利と言えば有利ですが、花粉症の人には迷惑です。早速草刈を行いました。