★ 写真 キツネノタイマツと言うキノコ(菌糸類)です
撮影日時: 平成21年10月5日
場 所: 北側園地減勢池側植栽地
ソバの播いてある横に見たことのないキノコが生えていました。
キツネノタイマツ(スッポンタケ科スッポンタケ属)と言うキノコです。キノコと言っても食べられません。この色、形を見て食べてみようと言う人はいないと思いますが。
このキノコ、木材のチップ等が野積みされたような場所に生えます。この場所は今年2月に公園管理で発生した剪定枝をチップにして敷き均したところです。腐葉土となる前の剪定枝が先日からの雨で適度の湿り気を帯びてこの様なキノコの発生を促したのでしょう。
名前も変わっていますが、似たようなキノコに「キツネノエフデ」「キツネノロウソク」と言うのがあります。狐がらみですから、狐の嫁入り道具の一つなのでしょう。
でも、エフデ(絵筆)は分かりますがタイマツ(松明)とロウソク(蝋燭)の差は何でしょうか? 答えはその形にあります。キツネノタイマツには笠(かさ)がありますがキツネノロウソクには笠がありません。もちろんキツネノエフデにもありません。
昔の人は細かいところまで見てうまい名前をつけるなと感心します。
でも、このキノコは1日で消えてしまうので、なかなか目にすることがありません。
狐だけになかなか正体をあらわさないのです。