★写真 ソバです。
撮影日時: 平成21年9月28日
場 所: 北側園地減勢池側植栽地
ソバの芽立です。種をまいて2週間目です。葉も三枚葉となりました。しばらく雨が降
っていないので伸びは良くありませんが厳しい環境にも適応できる栽培植物です。
タデ科ソバ属の一年草で収穫までの期日が短く、寒冷地、荒れた土地でも育つことから
主に山間地での栽培が盛んです。よく知られているのは「信州そば」の長野県でしょう。
「信濃では月とほとけとおらがソバ」一茶 の句にあるようにソバは信州の名物と言う
だけでなく、お国自慢でもあります。今でこそ生産量は北海道にかないませんが知名度なら年季が違います。今は外国からの輸入も多くなりましたがブランド名は健在です。
原産地は中央アジア。日本には奈良時代(7世紀頃)中国、韓国経由で入ってきたそう
ですが、現在のような食べ方(汁につけてすする)は江戸時代からで、それまでは蕎麦掻
(そばがき)のような食べ方が一般的だったようです。ソバのお餅、あるいはパンですね。
北側園地のソバはあと2週間くらいで白い花を咲かせます。
これからしばらくは銀色のススキの穂、セイタカアワダチソウの黄、ソバの白で北側園
地は秋の風情です。もうひとつ、空の青を忘れていました。