★ 写真 ベニシジミです
撮影日時: 平成21年10月29日
場 所: 北側園地北側植栽地
北側園地に秋風が吹きます。水気の抜けた草がさらさらと音を立てます。セイタカアワダチソウの黄色の花も最盛期の鮮やかさはありません。ソバも花の時期は過ぎました。
北側園地で緑濃いのはギシギシの葉くらいでしょうか。照りのある厚手の大きな葉っぱです。秋の日差しをうけ目立っています。
その葉の上に小さな蝶が止まっています。ベニシジミです。シジミチョウ科ベニシジミ属の小型の蝶です。シジミチョウは世界に広く分布し、世界に生息するチョウの約40%がシジミチョウと言われるほど種類の多いチョウなのです。シジミチョウの多くは林間、林縁を好みますがベニシジミは日当たりの良い草原を好みます。
発生期間も長く、3月から11月頃まで見ることが出来ます。ベニシジミには春、夏の季節型があり、これは春型です。春型のほうが色合いは鮮やかです。そこでひとつ謎かけです「秋なのに 春型とはこれいかに? 春服でも厭き(あき、秋)がくると言うがごとし。お粗末。
ベニシジミの幼虫はスイバやギシギシなどを食草としています。スイバ、ギシギシは北側園地に沢山生えていますから、もっと増えて欲しいものです。