スタッフブログ|日産スタジアム
新横浜公園生き物観察日記(106)
2009/12/21
 


★ 写真  キノコ(オオシロカラカサタケ)です。見た目きれいですが毒です。

撮影日時: 平成21年12月4日
場  所: 北側園地減勢地側植栽地

 北側園地を自転車で巡回していると、草むらにコンビニのビニール袋が捨ててあるのが目に付きました。拾おうと手を伸ばすとビニールの感触ではありません。白いキノコです。  
 笠の大きさは15cmほどもあります。でも、キノコの名前が分かりません。図鑑を調べましたが私の手持ちの図鑑には載っていません。そこで、鶴見川の流域センターに問い 合わせたところ「オオシロカラカサタケ」の名を教えていただきました。ハラタケ科ハラタケ目のキノコで、熱帯、亜熱帯に生息するキノコ、それも毒キノコだそうです。以前、 港北区の綱島で見つかり話題になったそうです。
 オオシロカラカサタケはキノコの仲間としては乾燥に強く、公園の芝生や草地で目にする事が多いそうですが、施設園芸(温室やビニールハウス内で植物の栽培を行うこと)方 面では以前から作物に害を与えるキノコとして知られており、予防マニュアルもあるそうです。外来種は新横浜公園内に沢山いますが、キノコまで外来とは驚きです。南方系のキ ノコがいくら温暖化とは言えこんなところまで北上して来るとは、でもこのキノコ1週間も待たず消えてしまいます。消えると言えば「光陰矢のごとし」の例えどおり時も消えて 今年も後わずかです。では、良いお年を。