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ヘイケボタル通信番号(10)
2009/12/07
 
 平成21年12月1日(土)午後2時頃に新横浜公園北側園地の1号水路にヘイケボタルの幼虫(3令?5令)を放流しました。その数なんと5,700匹。
 この数を聞いて驚かれたり、疑問に思ったりされる方もおられるかと思いますが、正直言って私もその1人でした。ほんとに、そんなにいるの?
 そこで、このヘイケボタルの育ての親、桐蔭学園高校の池谷先生にお聞きしました。なぜ5,700匹と分かるのですか? 先生の答えは明快です「数えたからです」。あんなに小さな幼虫を5,700も数える事が出来るなんて、驚き意外の何者でもありません。
 でも、驚くにはあたりません。以前、池谷先生がヘイケボタルのオスメスの発生比率を調査された時には1万数千頭のヘイケボタルの全個体数の調査をされていますから。
 放流場所は多目的運動場の東側、1号水路が2号水路と合流する場所です。この水路の底にはコンクリートが打ってあり、水路巾も広く水深も浅い(3?5cm)ので天敵のザリガニが少ないとの判断です。
 また、ナイター照明から遠く、公園の中では比較的暗く、成虫になった時ホタルの発光行動の妨げにならないだろうとの思いもあります。

放流地点の現況
合流点から下流をのぞむ
  放流後の状況
白く見えるのがホタルの食べた後の巻貝の殻で、
写真下側の黒いものがホタルの幼虫です
(分かるでしょうか?)