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新横浜公園生き物観察日記(107)
2010/01/04
 

ハキダメギク
★ 写真  ハキダメギクです。
撮影日時: 平成21年12月17日
場  所: 中央広場のバラ花壇

 明けましておめでとうございます。
 一年最初のページがハキダメギク(掃溜菊)です。「掃き溜めに鶴」の例えもあります。
でも、そうなら、ツルの名をつけて欲しかった、と、ハキダメギクは思っているのではないでしょうか。
白くてかわいい花なのに残念です。
新横浜公園の耕作地に沢山生えています。ハキダメギク(キク科コゴメギク属)熱帯アメリ               
カ産の帰化植物で1年草です。図鑑にはそう書いてあります。でも、熱帯アメリカってどこでしたっけ? 
日本全国に広がったのは戦後だそうですが、この草の命名者は植物学者の牧野富太郎で
す。東京世田谷の「掃き溜め」で見つけたから「ハキダメ」で、花が菊に似ているから「キ
ク」でハキダメギクです。動植物の名前には、時には可哀想と思われる名前をもらっているものもいま
す。鳥の「アホウドリ」はまだましな方で、植物の「ママコノシリヌグイ」「ヘクソカズラ」などは、草に口が
利けたら、きっと、抗議間違いありません。
 でも、今時、掃き溜めと言っても分かりませんね、ゴミ捨て場のことですが、今のゴミは舗装道路の
上にビニールのゴミ袋に入れられて出され、草が生える余地はありません。ツルでなくても芽が出る
だけまだマシ、で、おめでたい。と言うことで、本年もよろしく。
 この件の文、去年も使ったような気がしますがリユースということで大目に見てください。
では、本年もよろしくお願いいたします。