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新横浜公園生き物観察日記(108)
2010/01/09
 

霜柱


★ 写真  霜柱が立ちました。朝の陽射しで融け始めています
撮影日時: 平成22年1月4日
場  所: 北側園地3号水路(サクラソウ植栽地)

 寒い朝が続きます。新横浜公園のサクラソウの植栽地にも霜柱が立ちました。
良い天気が続き、空気は乾燥気味で霜よりも霜柱が目だちます。
霜も霜柱も水の凝結現象の一つで、霜が出来ることを「着氷現象」と言い、霜柱は「結氷現象」
と言われます。霜は大気中の水分が凍りいろんな物につくから「着氷」で、有名な蔵王の樹氷
も規模は違いますが現象としては同じものです。
霜柱は土壌中の水分が凍って出来るので「結氷」です。お仲間には氷柱(つらら)や南、北極の
氷山も入ります。
氷柱や霜柱に共通しているのは気温が0度前後で、水と氷の状態が同時にないとできないと言
うことです。氷柱は上から落ちてくる水滴が凍って大きくなりますが、気温が下がり落ちてくる水
滴が凍って水の流れが止まってしまうと氷柱にはなりません。
霜柱は地中の水分が凍って出来ますが、霜柱のような形になるには地表面を境に、上が0度以下、
下が0度以上の条件が必要です。地表面で0度以下の温度に触れた水は氷になり、水が凍ると0度
の線は下に移動してそこに集まった水がまた凍り、これを繰りかえすことで凍り柱(霜柱)は出来ます。
寒ければ出来るものでもないのです。不思議ですね。