★ 写真 モズの「はやにえ」です。
撮影日時: 平成22年1月27日
場 所: 北側園地保護区
北側園地のヨコハマナガゴミムシ保護区の工事が始まりました。
ヨコハマナガゴミムシは皆さんよくご存知のとおり、鶴見川の限られた
区域にしか生息しない甲虫です。レッドデータ環境省カテゴリー絶滅
危惧?類でもあります。?類の上は「絶滅」ですからいかに貴重であ
るかお分かりでしょう。国土交通省がその保護に熱心なのも理解でき
ます。この工事で新横浜公園にヨコハマナガゴミムシが定着してくれ
たら、新横浜公園の自慢が一つ増えます。
でも、ゴミムシってどんな虫でしたっけ?
工事に先立ち、繁茂していたアシが刈り取られます。その枯れたアシ
の先に奇妙なものがついていました。干からびたカエルです。
ウシガエルの子供です。モズの「はやにえ」と言います。モズの冬場
の保存食と言われていますが、食べ残したのを置いていっただけとの
説もあります。
「はやにえ」の意は「速贄」で初物のお供え物の事だそうです。
「モズのはやにえ」はモズが枝に刺した獲物を供物に見立てた言葉ですが、
モズは誰に供物を捧げているのでしょうか、一度聞いてみたいですね。