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新横公園観察生き物日記(112)
2010/02/28
 

kaeru

★ 写真  ヒキガエルですが、春を待たず死んでいました
撮影日時: 平成22年2月8日
場  所: 北側園地1号水路

 今年の冬は暖かいと言っても、この時期に目覚めるのは無謀と言うものです。
去年3月2日に、この水路の上流側でヒキガエルの出現を確認していますが、
今年は約1ヶ月早く目覚めたことになります。この二三日朝冷え込み、水路の
土手に大きな霜柱が立っていましたから寒さに耐えられなかったのでしょうか?
 でも、ヒキガエルは寒さにも強く、産卵時期以外は水をそれほど必要としない
生活スタイルを持っています。春、目覚めるのも他のカエルより早く、2月頃から
活動を開始しますから季節外れということではありませんが、かわいそうなこと
をしました。皮膚が傷ついていましたから水鳥に襲われたのかもしれません。
でも、この大きさですから飲み込めなかったのでしょう。ヒキガエルには毒腺もあり、
肉もあまり美味しくないそうです? が、新横浜公園では貴重なカエル
(両生綱無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属)です。他には外来種のウシガエル
くらいしかいませんから。
これだけの水辺があれば、もっと沢山のカエルがいてもよさそうですが、池が新し
いからでしょうか、前記した2種のカエル以外の姿を見ることはありません。
(追記)このヒキガエルはサクラソウの水路(3号水路)のカエルではありません。
3号水路のカエルはまだ冬眠中です。確認しておきました。