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サクラソウ前線 Vol.17
2010/02/03
 

寒い日が続きます。
サクラソウを植えたところに霜柱が立ちました。朝、霜や霜柱が立つような日は、
昼間は良い天気になります。
清少納言の枕草子に冬の情景として「冬は つとめて。雪の降りたるはいうべ
きにもあらず。霜のいと白きも、また さらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、
炭もて渡るも、いとつきづきし」と言うのがあります。雪や霜の降りた寒い朝も
それはそれで風情があっていいものだ。との意です?と、理解しています。
でも、霜や雪は嫌いではありませんが、朝、寒いのは苦手です。
サクラソウは寒さには強いのですが、乾燥には弱いので、霜柱は困りものです。
野生状態ではあまり起こりませんが、人の手によって植えられたものは霜で
株が持ち上げられ、地表面に出てしまい、寒風にさらされ干乾びて枯れてし
まいます。それの予防方法はいくつもありますが、地表面に出た株を埋め戻し
てやる事が簡便でいいと思います。
霜柱は固い土を柔らかくしてくれ、サクラソウの生育にも害虫駆除にも役立って
います。ここでは害より益が多い存在です。

全景霜柱
↑ サクラソウ植栽地の朝9時頃の情景          ↑ 霜柱が立ちました。赤土(関東ローム)には
                                    霜柱が立ちやすい性質があります。