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ヘイケボタル通信
2010/03/06
 

平成22年2月13日(土)午前10時から横浜ほたるの会主催で新横浜公園北側園地の生き物調査を
おこないました。調査範囲は去年ホタルを放流したところです。
去年「新横浜公園ヘイケボタルの里づくり」に協賛して子供達がヘイケボタルを放流してくれたのに、光
っている姿を見る事が出来なかったところです。
水質については問題ないとの判断が出ていますから、他の原因を探すのが今回調査の目的です。
想定される原因は幾つか考えられますが、今回は?えさ不足、?天敵の存在を調べました。
当日、朝からぐずつき加減で、時折、雪まじりの雨が降る中、長靴をはき、手網を持って水路に入りま
す。水路の底、水路際の草むらを探りながら進みますが、生き物の気配はありません。
生物の活性のない冬季に調査を行ったのは、冬季の方が水生生物の動きが鈍いのでより、正確な数
量把握が出来るとの考えからです。
捕獲できたのは、ザリガニ、ヤゴ、サカマキガイ等で数量もわずかです。ザリガニは水路では見つから
ず、保護区の水溜りで小さなザリガニ2匹の捕獲がありました。
ザリガニはヘイケボタルの幼虫の天敵の筆頭にあげられているので、何か対策が必要と言うことになり
ました。その他には、餌となる巻貝が少ない事が指摘され、水鳥に食べられているのではとの話も出ま
したが、ハッキリしません。
一回の調査で原因が究明できるとは考えていませんが、これからも続けて行くとの事で寒い中での調
査は終わりました。お疲れ様でした。


調査調査2
 ↑ 放流地点の現況                    ↑ 捕獲できた生き物
  去年ホタルを放流した場所です。            写真左下にザリガニ2匹が写っています       
  生き物の気配はありませんが              他にはトンボのヤゴ、サカマキガイくらい
  小さなザリガニが目に付きます             です