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新横浜公園生き物観察日記(119)
2010/05/01
 

クヌギ

★ 写真  クヌギの芽吹きです
撮影日時: 平成22年4月19日
場  所: 新横浜公園スタジアム南側植栽地

 暖かくなってきて、木々が一斉に芽を吹き始めました。
これから梅雨までが一番雑木林が美しい季節ではないでしょうか。新横浜公園には
雑木林と呼べるほどの林はありませんが、スタジアム東ゲート橋両側とリハビリセン
ター側植樹帯にはクヌギ、コナラもあります。
 雑木林を代表する樹木と言えばクヌギ(ブナ科コナラ属、落葉広葉樹)でしょう。コナ
ラもありますが、樹液でカブトムシが呼べるのはクヌギの方です。でも、それは少し先
の話、今は、新芽と花穂の季節です。朝日に当たると全体が黄金色に輝きます。
枝をゆすると黄色い花粉が飛びます。そうです、クヌギは風媒花なのです。ブナ科の
植物には風媒花が多いのですが、同じような木でもクリ(栗)は違います。クリは虫
媒花です。虫媒花ですからハチミツが採れます。蜂蜜の瓶に採蜜「クリ」と書かれた
ラベルをご覧になった方もおられると思います。アカシア、レンゲほどの人気はない
ようですが。
クヌギは関東地方に多い木ですが、関西の方ではアベマキの方が一般的です。葉
の形は良く似ていますが、アベマキの葉の裏は白いので違いが分かります。でも、
新横浜公園にはありません。