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新横浜公園生き物日記(126)
2010/07/09
 


★ 写真  アマガエルの卵です。
撮影日時: 平成22年6月27日
場  所: 北側園地稲の植わっている田んぼ

 ニホンアマガエル(両生網無尾目アマガエル科)の卵です。ヒキガエルの卵に比べてとても小さく感じます。体の大きさが違いますから当たり前と言えば当たり前の話。
いつ産卵したのか分かりませんが13日以降であったのはまちがいありません。13日は田植えをした日ですから、それ以前に産卵できるはずもありません。
少し前の話ですが、新横浜公園にはアマガエルがいないとの話をしたら新羽の農家の方がうちの田んぼには鳴き声がうるさいほどいるから今度持ってきてあげる。という話があり田植え後の田んぼに10匹くらいのアマガエルを放していただきました。
そのアマガエルが生んだのは間違いないと思いますが、黒い胚の部分が細長く変形し始めているのもあります。ものの本によると卵は2?3日で孵化しオタマジャクシになるそうですから産卵はそんなに前のことではなさそうです。
ニホンアマガエルは日本の水田耕作に適応した身近な生き物の一つですが、最近ではあまり見かけなくなった生き物でもあります。土地利用の変更に伴う水田の減少が一番の原因とのことですから新横浜公園の田んぼがニホンアマガエルの安住の地となることを祈っています。でも、チョット狭いでしょうか。