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ヘイケボタル通信 15
2010/07/04
 

新横浜公園のヘイケボタル発生報告第三弾です。
平成22年6月30日(水)午後8時10分に新横浜公園北側園地のヘイケボタルの調査を行いました。
今回も野球場、運動広場の夜間照明はなく、また、最初の確認日(6月21日)から10日近くが経過し、早朝に雨が降り、昼間には天気が回復し気温も上がったので沢山のヘイケボタルの発生がみられるのではないかと思いましたが確認できたヘイケボタルの数は前回と同じでそれ程の差はありませんでした。
午後9時のテニスコートの消灯前後での差もよくわかりません。
違いと言えば?地面で光っていた数が減ったこと。?ホタルの光っている範囲が下流側に広がったこと(3号水路との合流点近くまで、ただ、上流側への広がりは確認できず)くらいです。
ホタルは公園が明るければ、光りのとどかない草むらの低いところで光っています。
私達がホタルに気付くのは、飛行中か草の葉の上で光っている時です。繁茂している草の根元や葉裏に隠れられると見つけるのは案外と難しいのです。
まして、新横浜公園のような明るい場所ならなおさらです。公園照明が全灯消える午後10時
過ぎでも道路照明や街の明かりで園内は思ったより明るく、そのままで腕時計が読めます。
 人間との付き合いも長い生き物ですが、明るい夜にとまどっているのでしょう。

     
     ↑ この場所は水辺から1m位上がったところ、芝生との境です。

     
     ↑ カヤツリグサの葉の上で光っていました。
     このポジションであればわかり易いのですが葉裏に入ると分かりません。
     ヘイケボタルの光は小さな光です。