スタッフブログ|日産スタジアム
新横浜公園生き物日記(131)
2010/08/22
 


★ 写真  スベリヒユです。暑さに負けない草です
撮影日時: 平成22年8月9日
場  所: 新横浜公園北側園地

 スベリヒユ(ナデシコ目スベリヒユ科)南アメリカ原産。畑地雑草の中でも多肉質で乾燥に強く難防除雑草と呼ばれ農家の人からは嫌われています。
 でも、その強健さゆえに人の記憶に残っていることがあります。戦後の食糧難の時に食べたことがある、と言う話です。でも、どんな味がしたのでしょうか。  
空腹と貧しい食卓に少しでも彩りを添えてくれたのでしょう、でも、感謝の言葉を聞いたことはありません。美味しくなかったのでしょうか。
今は飽食の時代、無理して食べるような物ではないのでしょう。健康に良いという話も聞きません。その代わり「ハナスベリヒユ」と言う花が最近、園芸店の店先をにぎわせています。ハナスベリヒユと言うより「ポーチュラカ」と言う名の方が馴染みがあるかもしれません。同じ科の「マツバボタン」に似ていますが、マツバ(松葉)ボタンは1年草。スベリヒユは多年草(冬越しできればですが、寒さには弱いのです)で栽培も簡単です。花色、花形は、まだ、マツバボタンに一日の長があるように思いますが品種改良が進めば
そのうちきれいな花を咲かせる難防除雑草として北側園地に君臨する時代が来るかもしれません。そんなことになったらどうしましょう、悩みが一つ増えました。