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新横浜公園生き物日記(135)
2010/09/18
 


★ 写真  アカミミガメの子どもです。
撮影日時: 平成22年8月25日
場  所: 北側園地1号水路上流部

 どんな生き物でも子どもは可愛いものですが、この姿を見て可愛くないと思う人はかなりのへそ曲がりです。
ミシシッピーアカミミガメ(ヌマガメ科アカミミガメ属、北米産の外来種)の子どもです。親は要注意外来生物とか、
在来種の生存を脅かすとかいろいろ言われて肩身の狭い思いをしていますが亀に罪はありません。もとはと
言えば人間が運んできたのですから。人間って勝手です。
 この写真では分からないと思いますが、この時期、北側園地は暑さと乾燥で砂漠状態です。
乾燥した地面の温度は50℃近いのではないでしょうか。その中を新天地求めて、まさに亀の速度で移動していました。
新横浜公園生まれです、国籍JAPAN。
 ガラパゴス島の陸ガメならいざ知らず、ミシシッピーアカミミガメは水辺の生き物です。
泳ぎは得意ですが歩くのは苦手です。それも生まれたて? 体長2?足らずの甲羅もまだ柔らかい
ミドリガメです。近くの水路は干上がって自慢の緑色の甲羅は土埃で白っぽく汚れ途方に暮れてい
るように見えました。
 この姿を見て黙って通り過ぎるほど薄情ではありません。減勢池の水辺に放してやりました。
生き残れるでしょうか。それでは GOOD LUCK 幸運を祈る。