芝生観察日記の第二十話です。
平成22年9月13日
昨夜2日間に亘り行われたEXILEのコンサートを無事終了しました。両日ともに30℃を超える厳しい残暑が残る中での公演でしたが、8月と比べてやはり秋ですね。夜になると涼しくなります。この影響はテラプラス内で頑張っている芝生にも8月とは違った影響を見せました。
10日テラプラス設置前 今朝テラプラス撤去後 ちょっと上から観た足形
今年の8月は異常な猛暑だった影響もありますが、日中35℃を超える日の夜温が26?28℃だったのに対して、今回は日中の最高気温は33?34℃と1?2℃低かった程度ですが、夜温が23?24℃と8月の夜温よりも3?4℃低かったのです。この差は、芝生が夜間に休息できる温度帯となるため過剰な負荷が掛からず、ストレスが少なくて済みました。
上の写真からも判ると思いますが、テラプラスを撤去した後の丸い足型部分以外の色が黄色く変色せず、濃緑を保っていますね。これは、懸念されたテラプラスと芝生との空間の蒸れによる影響が思ったよりも少なかったためと考えられます。この状況から、今年3回行ったコンサート後の状態としては最も影響が小さかった感じですね。全治10日といったところでしょうか?
今回の結果は、事前の対応策が的を得たものだと思いますが、何より主催者以下、舞台監督さんを始めとする設営スタッフ皆さんの「芝生のダメージを最小限に押さえたい」とういう共通理解があっての結果だと感謝しています。
ヒョロヒョロと伸びるこれが「徒長」です 8月の状況です。違いが判りますか?
今日は、ヒョロヒョロと徒長した芝生を一気に短くは刈れないので、コンサート前に15?で刈った芝生を18?で刈った後は、十分に散水を行います。後はお日様に当ててあげるのが何よりもの治療薬です。明日から25日のJリーグに向けて養生管理を行います。
ではまた、回復状況を報告します。