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芝生観察日記第22話
2010/10/07
 

芝生観察日記の第二十二話です。
平成22年9月29日

冬芝の種を播きました!!
 記録的な猛暑や、3回のコンサートにも負けず耐えしのいだ夏芝(バミューダグラスのティフトン419)もそろそろ長期休暇の季節が近づいてきました。夏芝の長期休暇の詳しい話は、過去の「芝生のとっておき話」「芝生観察日記」を読み返してみてくださいね。とは言え、簡単に説明すると今は緑の絨毯(じゅうたん)ですが夏芝の休暇中は表面の葉が茶色く退色します。これを「休眠」と呼びますが、Jリーグのホームスタジアムである条件として、天然芝(人工芝ではない)であること、一年中常緑(退色しないで緑を維持)であることが規定されています。
  この条件をクリアする手段として冬の間、夏芝が退色したグラウンドを緑にお化粧するために冬芝の種を上から播いて育てます。冬芝は、ペレニアルライグラスという種類です。芝生はイネ科植物ですから、種はお米を細長くしたような形状で5?程度です。スタジアムツアーに参加されたことがある方は見たことがありますよね?

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作業はデリケートです。種を播く前日に種が斑なく発芽するようにバーチカルカットという夏芝の量を減らす作業を行います。バーチカルカットの加減が成功の良し悪しを左右しすまが、バーチカット当日はあいにくの雨。我々の想い描いた状態には仕上げられませんでしたが、何とか種まき当日は貴重な晴天となり、予定通り作業を終えることができました。 
 播いた種の量は、1平方メートル当たり28gです。って、どれくらい量だかイメージ湧きませんよね。1平方メートル当たり28gって、上の写真の種が約400粒です。

          


これから毎日種を乾かさないように散水を繰り返し、天候によって多少前後しますが5日位で発芽する予定です。発芽したらまた報告しますね!