芝生観察日記の第三十二話です。
平成23年1月5日
あけましておめでとうございます。
年末21日から養生シートをかけていましたが、今日15日ぶりに剥がしました。
年末年始は各地で大雪が降るなど大荒れな一年のスタートとなりました。幸い横浜を含む関東の平野部では乾燥した冬晴れが続き穏やかな正月を迎えることができました。
それでも氷点下の朝が続く厳しい冷え込みとなり年末にシートを掛ける前には辛うじて緑度を保っていた夏芝も完全に退色して、冬芝と夏芝の斑模様が気になります。さすがの冬芝も氷点下が続くと生育が止まり、16日ぶりに刈込みを行いましたがゼブラの縞模様も鮮やかではなく、刈カスは殆ど出ない状態です。
これからしばらくは夏芝には十分休養を取ってもらい、春の芽出しに備えてもらいます。
この間にグラウンドの緑を保つのは冬芝です。今現在は無理に管理作業などで刺激を与えませんがJリーグの開幕に向けて少しずつ手を入れていきます。
今日シートは一時的に剥がしましたが、夕方には再びシートを掛けて霜避けです。アンダーヒーティングの力も少し借りて春の訪れを待ちます。
今日からまた夢の舞台作りが始まります。