スタッフブログ|日産スタジアム
芝生観察日記(36)
2011/04/13
 

芝生観察日記の第三十六話です。
平成23年4月 13日

このたびの震災により被害を受けられた多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り致します。


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 第三十四話以来約2ヵ月ぶりの芝生観察日記です。
第三十五話は、マリノスの今季ホーム開幕戦を2日後に控えた震災当日に作成していましたが、最後まで書きあげることができませんでした。なので、欠番とさせてください。
 震災により被災したスタジアムやグラウンドが数多くあると聞いていますが、日産スタジアムの影響は少なく、ありがたいことですが複雑な心境です。
 被災地から遠く離れた日産スタジアムですが、自粛を促す世相の中で色々と戸惑いながら、グリーンキーパーの私たちに今できることは何だろう?と、日々考えてきました。
 芝生を良い状態に維持するためには色々な場面で電気や燃料が使われています。今まで当たり前のように無意識に作業を行ってきましたが今回の震災で色々と考えることができました。
 Jリーグが延期されたので、作業の見直しを行い芝生が枯れない程度に管理してきました。これで、どれだけの電気や燃料が削減できたか解りませんが、みんなが同じような意識で取り組めば必ず大きな力になると信じています。
 私たちが持っている経験と知識を活かして今私たちにできることを今後の管理作業にも反映させて行こうと思います。
Jリーグは、ようやく23日から再開することになりました。日産スタジアムでは29日のマリノス対清水エスパルス戦から再開となります。
 芝生は約2ヵ月のお休みをもらったので万全な状態です。
 舞台は整えました。後は、両チームの選手が最高の試合をしてくれること。それが、みんなの元気に繋がると願っています。