★ 写真 ハナウドの花です
撮影日時: 平成23年5月5日
場 所: 北側園地保護区
ハナウドです。セリ科ハナウド属の多年草です。
鶴見川の河川敷では珍しくもありませんが、人の背丈ほどにもなり白い花
を咲かせるので遠目にも目立ちます。新横浜公園のハナウドは去年移植した
ばかりなのと、ガラ交じりの土壌と言うこともあって今は盆栽状態ですが土
地に馴染めば鶴見川のものに負けない大きさになるはずです。
ウドの名がついていますから食べられるのではないかと思いますが、食べ
られる「ウド」はウコギ科タラノキ属で「科」が違います。
八百屋で売られているウドはウコギ科の方です。では、食べられないかと
言うとそんなこともなく、芽立ちの頃の新芽なら天ぷらにすれば食べられな
いこともありません。でも、山菜としては認められてはいないようです。
天ぷらにすればたいていのものは食べられますから。
同じセリ科にはシシウドがあります。どちらかと言うと山地に育ち、ウド
に似て根がイノシシが食べるくらい大きくなるのでシシ(猪)の名がついた
そうです。シシウドの根は鎮痛、鎮静の生薬「独活(どつかつ)」として重
用されていますが、ハナウドの根にその効能はありません。
その名のとおり花を見るだけのウドのようです。