★ 写真 ブタナです。奇妙な名前です
撮影日時: 平成23年6月1日
場 所: 北側園地1号水路
ブタナ、キク科エゾコウゾリナ属の多年草でヨーロッパ原産の帰化植物です。
タンポポに似ています。花だけでなく葉も似ています。
フランス語では「Salad de porc」でブタのサラダ菜の意味だそうです。
ブタが好んで食べる草なのでこの名があるそうですが、では、人間には食べられるのか?
と言う話が「英仏語ガイドの植物観察メモ」と言うブログに詳しく載っています。結論か
ら言えば食べられるのですが、地域性があり、食べるかどうかは好きづきと言うことです。
日本に入って来たのは1933年札幌、1934年神戸で採取、命名は植物学者の北村
氏。名前はフランス名の和訳そのままです。
国立環境研究所のホームページによると、ブタナの分布は全国に広がり外来生物法の「要
注意外来生物」の指定となっています。でも、同じ要注意外来生物でブタの名がついてい
るブタクサに比べれば、花粉アレルギーも起こさないので、まだ、ましです。
ブタと言う名がついているのは可哀想と言う意見もあるようですが、そんなことを言う
とブタに叱られそうですから、今の話は無かったことにしましょう。