スタッフブログ|日産スタジアム
芝生観察日記の 第38話
2011/06/03
 

芝生観察日記の第三十八話です。
平成23年6月 3日

 いよいよ来週6月7日(火)に「キリンカップサッカー2011」日本代表対チェコ代表戦
が開催されます。
 日産スタジアムでの日本代表戦は、昨年9月4日の「キリンチャレンジカップ2010」
のペルー戦以来となります。
そして、ザッケローニJAPANが当スタジアムに初登場となります。
  サッカーは、監督の戦術によって芝生に求められる状態が変わります。
  これまでもトルシエ監督、ジーコ監督、オシム監督、岡田監督とそれぞれ当日の状態
につい  て色々なオーダーがありましたが、果たしてザッケローニ監督は日産スタジア
ムの芝生にどういうオーダーをだしてくるのか楽しみです。とはいえ、出来ることと出来な
いことがありますので我々グリーンキーパーとして一番良いと考える状態を提供したいと
思っています。
6月7日は、例年ならば梅雨入り前後の微妙な季節ですが、既に予想外の梅雨入りに
よって我々が想定していた状態と少しずれており、軌道修正中です。
写真は、梅雨の中休みとなった今日撮ったものですが、綺麗なゼブラ模様が出ています。
冬芝から夏芝に切り替える真っ最中であるため、雨が降っている梅雨空であれば問題は
ありませんが、今日のように降雨後に晴れて急激に気温が上昇する状況は、冬芝にとっては
病気が出易くなるため厳しい季節です。しかし、何があってもベストな状態に仕上げていきます。

P1000712.jpg

日本代表チームには、先日のペルー戦でのうっぷんを是非晴らすような試合をして、優勝を
勝ち取ってもらいたいと思います。「がんばれニッポン!」