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「田植えと麦刈り及び遊水地の自然観察会
2011/06/15
 

 6月12日(日)、今年度の新横浜公園市民活動支援事業で採用された3事業のコラボレーション
による環境イベント「田植えと麦刈り及び遊水地の自然観察会」が開催されました。
 事前の天気予報では傘マークがついて開催可否が心配されましたが、曇り空ながら暑くも寒くも
ない絶好のイベント日よりとなり、主催者である3団体のスタッフは安堵していました。
 今回イベントを開催したのは、「地域の伝統文化を体験し、自然を学ぶ会」、「バタフライガーデン」
、「飛んで来い トキプロジェクト」の3つの市民団体です。
 各団体の事業内容は以下のとおり

 「地域の伝統文化を体験し、自然を学ぶ会」
港北区の支援を受け、鶴見川のあり方を考え、活動してきた。
 公園内では、水田や麦畑の耕作体験、和船による自然観察会など様々なイベントを開催している。
 「バタフライガーデン」
野外活動や自然観察に秀でたメンバー達が中心になり、植物だけでなく昆虫や野鳥、小動物も含めた
公園管理への提言の一つとして、チョウが好む植物の生育と観察会を実施している。
 「飛んで来い トキプロジェクト」
新横浜公園の自然環境を天然記念物の「トキ」が飛来してきても生息できるような環境にするには
どうしたら良いのかを考え、餌となる小魚(ドジョウ等)を増やす活動や勉強会などを行っている。


 今回のイベントの中心は何と言っても田植えです。新横浜公園での田植えは今年で3年目となりますが年々参加者が増え。
 今年は他の事業とのコラボということもあってメニューが豊富で参加者は100人を超えました。

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主催者の挨拶とスタッフの紹介から始まり、その後に行われた田植えは30坪、約100?の水田があっという間にイネの苗で埋まりました。田植え初体験の子も多く、大人も参加して皆楽しそうでした。

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 田植えの後は、トキプロジェクトの事業として、新横浜公園が水鳥たちの餌場となるようにと、小机産のアマガエルとドジョウを水田に放流しました。
 アマガエルを触ったのが初めてという子も多く、またまた新横浜公園の自然で初体験を楽しみました!その後、鶴見川流域センターの自然観察ガイドによる自然観察会へと移り、新横浜公園の北側園地の園路を歩きながら草むらで見られる動植物について説明を受け、子供から大人までみんな真剣に聞き入っていました。

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 続いて、バタフライガーデンの事業へと移り、チョウが吸蜜する花期が終わり役目を終えたそら豆などの植物の抜取りと雑草の除去作業を行いました。
 その後は、新たに北側園地に彩りを添える「ヒガンバナ」の球根1000個の植栽を皆で行いました。
 園路沿いが秋には真っ赤に染まるのを夢見て小さなスコップで1個ずつ植えました。
 最初のうちはもっと球根をください!と、元気満々だった子供たちでしたが、さすがに1000個は大変だったようです。そして、最後の締めは麦刈りです。
 ここでも子供たちは初体験の草刈り鎌を持って保護者の方と汗だくになりながらの麦刈り作業です。
 目当ての大麦と小麦は既にスズメに穂を食べ尽くされていましたが、鎌の使い方を学ぶ貴重な経験ができたに違いありません。
 イベント開始から約3時間で全てのメニューが完了しました。みなさん本当にお疲れさまでした。