横浜さくらそう会の苗増殖計画の一つ、種の直播です。
日時は平成23年7月4日です。この4?5日暑い日が続きます。
その暑い中、北側園地の水路際に苗床をつくり種を播きました。この種は横浜さくらそう会が会員の皆さんからいただいたものです。いただいた種を三宅さんがジベレリン処理してくれました。
サクラソウの種は小さくて、発芽させるのが難しいと言われています。野草の種は「取り播き」と言って採種したらすぐに播くのが発芽率を上げる秘訣と言われていますが、なにしろ小さいので発芽条件の良いところに定着することが難しいのです。
サクラソウの種は秋に播くと春に発芽します。サクラソウの種は冬の寒さに当たらないと発芽しません。ではその間はどうしているかと言うと眠っています。
この時期の種子の状態を「休眠」と言います。この休眠の時期を短くするのが「ジベレリン処理」です。ジベレリンは植物ホルモンの一種で、種子の発芽促進や休眠打破の効果があります。種なしブドウでよく知られていますが施設園芸ではよく使われます。
サクラソウの発芽が良くなるのはよいのですが、屋外に播くことは発芽後のリスクにさらすことになります。これから夏に向かいます。
新横浜公園の北側園地は高温と乾燥にさらされます。
発芽した苗がどこまで暑さに耐えることができるかがポイントですが、がんばってほしいものです。
【撮影日:平成23年7月4日】
↑ジベレリン処理した種です。これだけの ↑ 1号水路右岸側の苗床に丁寧に播きます
量の種の確保は大変だったと思います
↑こちらは3号水路の左岸側です ↑ 水を播き湿らせた土の上に播きました