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新横浜公園生き物日記(169)
2011/07/03
 

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★ 写真  モクゲンジの花が咲き始めました
撮影日時: 平成22年6月23日
場  所: 東ゲート橋労災病院側緑地
 JR横浜線小机駅舎のツバメたちも巣立ちの時期を迎えたようで通路に置かれた新聞紙の汚れも少なくなりました。
時間のたつのは早いものです。
梅雨の晴れ間ですが、日中の気温は30℃を越えました。気温だけなら真夏です。
先日までの雨をたっぷり吸った木々も強い日差しを受けて葉の色が濃くなります。
木々の緑の中に黄色の花が人目を引きます。今年もモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)の花が咲きました。
新横浜公園のモクゲンジは植えられて12,3年ですが大阪府藤井寺市の道明寺のモクゲンジは古く、元慶8年(884年)
菅原道真公が道明寺で5部の大乗経を写経された時に、その経文をお寺の西側に埋めるようにとの神のお告げがあり、
その通りにするとその場所に数年後モクゲンジの樹が生えてきたとの伝承があるそうです。
 その話が本当なら樹齢1100年を越えますが、現在の樹は何代目かでそれほどの古木ではありません。でも、
道真公ゆかりの樹木と言うことで大阪府指定の天然記念物になっています。
 このモクゲンジは謡曲「道明寺」(作者は異説もあるようですが世阿弥です)にも出てきますから同じモクゲンジでも
格が違いますが、新横浜公園のモクゲンジも1000年生きてほしいものです。