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新横浜公園生き物観察日記(175)
2011/09/21
 

ムクドリ.jpg
★ 写真  ムクドリです
撮影日時: 平成23年7月31日午後5時半頃
場  所: 小机駅側堤体から

 ムクドリの整列写真です。
 ムクドリ、スズメ目ムクドリ科の留鳥です。夜、集団でねぐらを形成する習性があり、繁華街の街路樹や駅前広場の樹木に集まり苦情の種になったりしています。
新横浜公園のこのムクドリたちは整列しこれから何をしようとしているのでしょう、ねぐらに移動する前に点呼を受けているようにも見えないこともありませんが。
 ムクドリに限らず、鳥が等間隔に止まる姿はそれほど珍しくはありません。では、なぜ等間隔に止まるのかの説明はムクドリに聞くしかありませんが,このような現象は人間の間でも見ることができます。エドワード ホール著「かくれた次元」にはこのような現象を「個体間距離」として説明していて、その距離は民族、宗教、生活習慣、また個人の親密度によっても変わるそうです。
 通勤の満員電車の混雑は論外ですが、空いている電車の座席の埋まり方でそのような経験された方も多いのではないでしょうか。空いていれば詰めて座ることはありません。
 有名なのが京都賀茂川で夕涼みをするアベック(今では死語に近いですね)で対岸から見れば、きれいに等間隔に座っています。人間も動物だとの証明でしょうか。