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新横浜公園生き物観察日記(178)
2011/09/21
 

キイロスズメバチ.jpg
★ 写真  キイロスズメバチです
撮影日時: 平成23年8月25日
場  所: 新横浜公園小机歩道橋下植栽地

キイロスズメバチ(ハチ目スズメバチ科)は人の身近に巣をつくる大型のハチです。今頃から秋にかけてよく話題になるハチです。その多くは事故のニュースとして。
新横浜公園でも毎年一つや二つは見つかりますが、すぐに駆除されてしまいます。巣に触ったり脅かしたりしなければ攻撃してくることはありませんが、刺されると痛いのと悪くすると死ぬこともあるので身近にいてほしくない生き物と言うことです。同じように危険と言われる熊やマムシよりも事故率(死亡率)が高いのも嫌われる理由かもしれません。
でも、スズメバチの運動能力は高く、一日で100kmの距離を飛ぶスタミナを持ち、飛翔時の筋肉の動きは人間の10倍もの力を発揮するそうです。
でも、なぜ、そんな力が出るのか、それに興味を持った研究者がスズメバチの食べ物(スズメバチの幼虫の分泌する栄養液)を分析し、その中身が17種のアミノ酸からできており、脂肪を有効に燃焼させる効果があるのを突き止め、それがスポーツ栄養飲料「ヴァーム」になったそうです。ヴァーム(VAAM)はVespa Amino Acid Mixtureの略で「スズメバチのアミノ酸混合液」の意味だそうです。少し前ですがランナー高橋尚子のコマーシャルで評判になりました。飲まれた方も多いのではないでしょうか。