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新横浜公園生き物観察日記(184)
2011/10/06
 

カボチャ.jpg
★ 写真  カボチャ(西洋カボチャ)です
撮影日時: 平成23年9月28日
場  所: 北側園地耕作地

 先日の15号台風の強風で葉の陰に隠れていたカボチャが顔を出しました。
 ウリ科カボチャ属の一年草で夏を代表する野菜の一つです。日本には17世紀に東南アジア経由で入ってきました。カボチャの名も経由した国の一つカンボジアに由来するそうですが、カンボジアではどんな料理になったのでしょうか。
今、日本で栽培されているカボチャは日本カボチャ、西洋カボチャ、ぺポカボチャの3種です。
17世紀最初に日本に入ったのは日本カボチャで40年前に食卓の上っていたのはこの種類です。武者小路実篤が色紙に画いたカボチャですね。縦にしわのあるカボチャで和食には欠かせないカボチャですが、今は甘味が強く、食感もほくほくした西洋カボチャが主流で日本カボチャを見ることは少なくなりました。でも、鹿ヶ谷(ししがや)カボチャは京野菜ブランドとして健在です。ぺポカボチャは「おもちゃかぼちゃ」とも呼ばれますが、種子から取れるオイルは医薬品でもあります。未成熟果実を食べるズッキーニもこの中に入ります。
 大きなキュウリのような形で南欧料理には欠かせません。カボチャは夏野菜ですが、しばらく置いた方が美味しくなり冬の保存食として重宝されています。
 冬至に食べると風邪をひかないと言われるビタミンBの豊富な健康食品でもあります。