★ 写真 ササクレヒトヨタケです。
撮影日時: 平成23年11月7日
場 所: スタジアム東ゲート橋労災側緑地
寒くなり、草の伸びも止まったようなので樹林地の整理を行いました。落葉にはまだ早いので林床は暗く感じます。その暗い中に白い影が浮かび上がります。近づいてみるとキノコです。秋はキノコのシーズンですから不思議ではないのですが、名前の分からないキノコは無気味です。そこで調べてみました。ササクレヒトヨタケ(ハラタケ科ササクレヒトヨタケ属)だ、そうです。
以前はヒトヨタケ科に分類されていましたが、最近のDNA分子系統解析によりハラタケ科になりました。このキノコ、食べられるそうです。それも、かなり美味しいとのこと。料理のホームページに、ササクレヒトヨタケを使った料理のレシピが載っていました。
「ササクレツキヨタケとほうれん草のソテー」食後の感想に「ホワイトアスパラのような食感」との言葉がありました。日本ではあまり食卓に上るキノコではありませんが、料理の世界では知られた存在のようです。
外国ではキノコ初心者が最初に覚えるキノコだとのことです。栽培もされ、商品名「コプリーヌ」「コケシタケ」で販売もされているようですから、そのうちエリンギのように食卓の常連となるかもしれません。
エリンギも今では普通に八百屋の棚に並んでいますが、出始めのころは何となく敬遠されていました。食わず嫌いですが、キノコにはそんなとこがあります。