★ 写真 田んぼに氷が張りました
撮影日時: 平成23年12月18日
場 所: 北側園地の田んぼ
今年初の結氷です。今年の11月は暖かい日が続きましたが、さすがに12月も下旬となると北側園地では、このような景色を見ることができます。
気温が下がり、水(液体)が結晶作用により個体になったものを氷と呼びます。水は温度や気圧などの環境変化により性質の違った物になります。このような現象は水(H2O)だけでなく、地球温暖化でよく話題になるCO2でもおこります。CO2を加圧冷却し固化したものが冷却材として使われるドライアイスです。
温室効果ガスの代表選手のように言われるCO2ですが、集めて圧縮すると有用な冷却材となるのですから地球温暖化防止のために集めて固化すると良さそうに思います。事実、大気中に拡散したCO2を集め、地中深く封じ込めようと言うアイデアはありますが、薄く広範囲に広がった物を集め濃縮するには莫大なエネルギーが必要となるので、エネルギー収支の観点から見るとあまり効果的な対策とは言えないようです。もう一つ、CO2より温室効果が高いと言われているメタン(CH4)ですが、石炭石油に替るエネルギーとして話題になっているメタンハイドレートはメタンガスが高圧で地中に封じ込められたものです。
冬になり寒くなると温暖化ってどこの話だ、と、思わなくもありませんが、冬は始まったばかりです。少し、辛抱しましょうか。